
■発行所 きずな出版
■著者 本田健
■価格 1,800(+税)
■ひとことでいうと AI時代にどうお金を稼ぐかを説いた本
AI(人工知能)の登場によって、私たちの生活がどうなるのか?そして未来の仕事はどう変わるのか?気になるのは今やっている仕事は10年後もできるのか?という不安。またAIの登場によって単純作業など人間が行わなくても良い時代になったという喜びもあります。
そんなAIと今後、同向き合えばよいのか?お金の専門家で、大ベストセラー・ユダヤ人大富豪の教えの著者 本田健氏がAIについて語った本です。
■あなたがAIが恐ろしい理由
AIは得体が知れない恐ろしい存在と思う人は、触らぬ神に祟り無しでは無いですけど、とにかく避けて生きようとします。その恐ろしさを本田健氏は、
知らないから怖い → では知ろう
というプロセスで克服できると説明しています。ではどうやれば知ることができるのか?実際に触れてみればいい。私もAIのプラットホームを現在3つ使っており、仕事や趣味の城巡りの会、コミュニケーションのサークルに活用しています。最初は難しいと思っていましたが、慣れてくるとAIの特徴、強み、弱みなども感じるほどです。
■AIによって残る仕事、消える仕事
経済新聞などでもたびたび大きく取り上げられるのが、AIによって残る仕事、消える仕事です。これについてお金の専門家でもある本田健氏がきめ細かに説明。簡単にいうと想像力、共感力、物語力を伸ばすこと。
これについては私もハッとする思いがありました。自分のライフワークで書いている歴史や城のブログ、また連載している機関誌など、高評価をいただいているものはすべてこれらのものを織り込んでいます。意識してはいませんでしたが、大事なことだなと思いました。
■広がるAI格差を埋めるには
本田健氏は今後、AI格差が広がると予想しています。分かりやすくいうと、AIを活用できる人とできない人の経済、知識、人生の豊かさという格差が広がるというものです。
インターネットがわかり易い例です。個人事業主でも趣味の会でもインターネットを活用できている組織とそうでない組織は、集客や売上、その他管理も時間もお金も効率も変わっています。AIも活用できる人とできない人で、これからの人生も変わってきます。これは何も10代、20代の若者だけではなく、60代、70代という人生のベテランの方も同じです。
私の感想
AIについてはいろんな方がいろんなことを言っていますが、その中でも本田健氏のAI時代のお金を稼ぐ力は仕事や趣味の分野でも共感できるものが多かったです。『AIはどう仕えばいい?』そんな方に読んでほしい1冊です。