■著者 長倉顕太
■出版社 すばる舎
■価格 1,500円(+税)
■ひとことでいうと 自分を変えたいと思っている人を変える方法が書かれてる
『今の自分や状況がイヤだから変えたい!』と思って、自己啓発のセミナーや本を買いまくる人は多いですが、結局ほとんどの人は変わることができません。その理由は意思が弱いから?才能が無いから?素質が無いから?
自問自答で苦しんでいる人に読んでほしいのが、長倉顕太さんが書いた移動する人はうまくいくです。どうすれば自分を変えることができるのか?その答えがコンパクトに、また理論的に書いてあります。
なぜ移動する必要があるの?
この本で一番言っていることは、自分を変えたい人はとにかく移動しろということ。なぜかというと、人を変えるのは環境であり自分の周辺にいる人だから。長倉顕太さんは、定住こそが不幸の根本で、その定住から逃れ環境を変えれば、自分も人生も収入も変わるということを本の中で説いています。引っ越しして、環境を変えれば手っ取り早く自分も変わることができるということ。
収入はどうする?
引っ越しするにしても今の仕事はどうするの?家族はどうするの?というのが一般人の疑問。その疑問に対して仕事の選び方、人間関係のあり方も書いてありますが、これには同感。長倉さんは、今の自分のキャラは親から受けた影響がとても強く、過去を断ち切るために過去を思い出すものはすべて捨てろと言ってます。
これには私にも似たような事があって、昔のことですが別れた恋人を忘れようとしてもなかなか忘れられないことがありました。そこで彼女との思い出の品、それこそ一緒に買いに行ったハンカチとかもとにかく捨てました。すると時間が経つに連れ、彼女のことを少しずつ忘れていったのを覚えています。
過去の思い出だけど、まだ使えるから捨てるのはもったいない!ではなく、過去を持ち続けると未来が来ないことがモッタイナイわけです。
どうすれば移動体質になれるのか?
とはいっても、移動するには迷うこともたくさんあるし、どうすれば効率よく環境を変えることができるのか?そんな疑問を【第6章 移動体質をつくる30のアクションプラン】で詳しく説明しています。
私も早速、通勤経路を変えてみました。すると今まで気付かなかった店や看板を目にすることもあり、ちょっとしたことですが新鮮な気持ちでその日1日を過ごせました。今までで一番納得がいった自己啓発の本です。