弘法大師が伝えたお菓子が愛知県津島市にあった!あかだと江戸時代のくつわ

愛知県:尾張地方(名古屋市含む)

愛知県津島市に鎮座する津島神社の門前町には歴史ゆかりのお菓子が2つあります。『あかだ』は、かつて弘法大師が伝えたお菓子といわれ、『くつわ』は尾張藩七代藩主・徳川宗春が奨励したお菓子といわれています。

>>津島神社の地図

 

津島神社とは

津島神社は建速須佐之男命(すさのおのみこと)を主祭神とし全国約3千社ある津島神社・天王社の総本社とされ、京都の八坂神社と並ぶ「天王信仰」の中心的な存在です。社伝では540年(欽明天皇元年)に創建されたといわれており、疫病退散や厄除けの神として信仰されています。

>>津島神社公式サイト

 

織田信長ゆかりの神社

津島神社の前にはかつて津島湊(つしまみなと)という、今でいう貿易港がありました。貿易港といっても日本国内の国々(主に近畿地方)と商取引をする港ですが、ここからの収益は莫大なものでした。それを握っていたのが戦国大名・織田信長の織田家です。

 

織田信長の祖父・織田信定は勝幡城(しょばたじょう:愛西市、稲沢市)に拠点を置き、津島港を押さえて、そこから上がる収益で豊かになりました。さらに信長の父・織田信秀は熱田湊も押さえ収益を拡大します。その莫大な財産を受け継いだのが織田信長です。

つまり津島湊は織田家の経済基盤のひとつでもありました。現に織田信長も青年時代に津島神社の祭りに参加したことが記録に残っています。

 

江戸時代から続く老舗

あかだとくつわは津島市の名物になっています。今回は津島神社すぐの場所に天明元年(1781)から店を構える角政に行ってみました。

>>角政公式サイト

 

あかだ

あかだは古く平安時代の頃、中国での修行を終えた弘法大師が津島神社参詣した時、疫病が流行していたので悪疫退散の祈願を務められました。津島神社の供米をもとに米団子の油揚げを作って神前に供え、参詣の人々に分け与えたところ たちまち疫病が治ったと云われているお菓子です。

食べてみた感想ですが、硬いので噛むのが困難です。口の中でゆっくりと柔らかくして、噛めるタイミングで食べるという、少しコツが必要なお菓子。

 

くつわ

くつわは、尾張七代藩主当・徳川宗春が奨励したというお菓子です。当時、幕府の倹約令に背いて、庶民に産業文化の開発を奨励されたのがキッカケで作られたお菓子で、馬のくつわに形が似ていてることからこの名前がついたといわれています。あかだに比べると細い部分があるので噛みやすく食べやすいです。

 

私の感想

津島神社の門前町ゆかりの菓子、あかだとくつわですが、最近のお菓子に比べ硬いのが特長だと思いました。昔の菓子は硬かったのでは?というイメージです。逆にいうとせんべいも含め、これだけ硬い菓子を食べる機会はあまりないので、貴重な菓子ともいえますね。

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