桑名名物・安永餅のルーツを訪ねて!老舗2店と発祥の地・安永を歩く

三重県

三重県桑名市の安永餅(やすながもち)は、江戸時代に東海道桑名宿の近くで名物になったお菓子です。

 

名前は発祥の地から

安永餅発祥の地は現在の三重県桑名市の安永です。この地に員弁川(いなべがわ)という大きな川があり、渡場すぐの所に立場(たてば)という茶屋が立ち並んでいました。そこで東海道を行き交う旅人に販売されていたのが安永餅です。

 

その現場を歩く

ではかつての安永立場跡に行ってみましょう。国道1号線の1本ウラ道みたいな場所を通る旧東海道。ここに安永の地名が残っていました。

 

安永近くの旧東海道。今では静かな住宅地です。江戸時代は旅人や荷物を運ぶ人たちで賑わっていたのでしょうね。今でもまっすぐな道がかつての東海道を想わせます。

 

これは安永立場にあった伊勢両宮常夜灯。この常夜灯は文政元年(1818)に東海道のみちしるべとして、また伊勢神宮への祈願を兼ねて桑名・岐阜の材木商によって寄進されたものです。石工は桑名の値頃市蔵(ねごろ いちぞう)。

安永は員弁川(町屋川)の舟運や東海道筋の通行客を相手とする茶屋(立場)などで賑わった場所であり、この常夜灯はその頃を偲ばせる遺物といえるでしょう。昭和46年に有形民俗文化財に指定されています。

 

伊勢両宮常夜灯の側にある御料理旅館すし清は、安政三年(1856)に東海道筋で創業した茶屋だったといわれています。現在でも美しい花を咲かせる樹齢250年以上の藤の木があり、桑名の名物、ハマグリをはじめとした旬の料理が楽しめます。

>>すし清公式サイト

 

安永餅はここで買いたい

安永餅は桑名の銘菓で駅や土産物屋で買うことができますが、桑名市に残る老舗でチェックしてみましょう。まずは永餅屋老舗本舗。桑名駅から桑名城へ向かう途中にあります。

>>永餅屋老舗本舗の地図

 

>>永餅屋老舗本舗公式サイト

 

桑名駅徒歩数分の場所にある安永餅本舗柏屋。安永餅のほか桑名市で人気がある京都まんじゅうなど、銘菓を揃えています。

>>安永餅本舗柏屋の地図

 

何が違う?食べ比べてみた

和菓子好きの疑問点、2つの安永餅がいったい何が違うのか?ということで食べ比べてみました。2つともその日に店頭で買ったものです。こうやって見ると違いがないように見えますが…

 

個包装から出して比べてみると、焼き具合(焦がし具合)が違います。この違いが食感を大きく分ける要素になっています。つまり歯で噛み切る時と口の中で噛む食感、これが焼き具合(焦がし具合)に出ています。どちらがどうということではなく、ここから先は個人の好みになると思いますので、安永餅は2種類を食べ比べてみるのをオススメします。

 

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